『越前ガニいまむかし〜「大蟹」と「ずわい」』なる本を書店で見かけ購入してみました。
裏表紙にISBNコードがないのでひょっとしたら自費出版の書籍か?と思いましたらやはりそうでした。古い文献の調査から長老級の方々への取材、福井県外まで資料を探しにいくなど、並々ならぬ熱意が文章からひしひしと伝わってきます。おそらく予算の都合で自負出版という運びとなったのだと思われるこの本に出会えた奇跡を噛み締め、皆様に僅かながらでもご紹介できたらと思い書かせていただきました。
巻末に記された越前町の女性の雰囲気をみごとに表現した秀でた句でしたのでご紹介いたします。
たが為に 蟹の身ほぐす 指細く
北島季代子(牧田雨煙樹著「福井俳壇鑑賞」から)
『越前ガニいまむかし〜「大蟹」と「ずわい」』は下記書店にて購入